茨城県の「筑波山」にあるガッカリな名所『子授け地蔵』へ潜入調査!!
茨城県つくば市の「筑波山」にあるガッカリな名所『子授け地蔵』へ行ってきました! この地蔵がある場所は、筑波山への入り口にあたる「つつじヶ丘駅」から東筑波スカイラインを2キロ程進んだ年中無休の駐車場を使える所にあります。 タイトルや冒頭に述べた「ガッカリ」と言うのは私の感想ですが、全国様々な名所に行った私も中々出会えないレベルのガッカリで、逆に行く価値があると思い、ご紹介いたします。
本日は「筑波山」登山の下見で訪れてまして、道中の御土産屋さんの観光案内図等に記載される『筑波名所 子授け地蔵』という名称に、ココは外せないと思いやってきました。 しかしながら、駐車場に到着段階の風景で、嫌な予感がします。
「文久の手洗石」とキャプションされた手洗石が鳥居前に置かれております。 文久年間は、幕末の1861年から1864年までの期間を指すもので、これが事実であれば150年程前に設置された物ですが、それすらも疑わしく思える程、入り口から胡散臭さ満載です。
境内に入って即座に、「アウトー」の一言です。 境内と呼ぶには烏滸がましい程、廃材置き場の様な乱雑な風景です。
置かれた案内板によると、300円を賽銭箱に収め、祠の横に置いてある「願い木札」に願い事を書いて、納めると願いが叶うようです。 この300円という値段が私には非常に高いように思えてならないです。
ちなみに、ここにある「石」や「石地蔵」を抱くと子宝に恵まれると云われておりますが、御利益があるかどうかは不明です。
祠を抜け進んだ高台には「子授け地蔵」という真新しい金ぴか大きな地蔵さんが建ておりますので、そちらまで進みます。
▼「子授け地蔵」の縁起
「子授け地蔵」の縁起は、看板によると「この付近を通りかかった婆さんと爺さんが、追い剥ぎにあって、一生懸命逃げたのだが、老人のこととで逃げ切れずに殺されてしまった。 そこで村人は石仏を作り、春秋の彼岸の季節に供養法要を営んだという話。 この石仏を抱くと子宝に恵まれるというので、お参りする人が絶えない。 そこで抱き石とも言われている。」だそうです。 なんとも「殺された婆、爺」と「子宝を授ける」事が、どの様に繋がっているのか考えさせられる内容です。
▼展望
金ぴかの真新しい「子授け地蔵」が置かれる高台は、展望台にもなっており、「筑波山」を一望する事が出来ます。 ですが、決して絶景という様な風景でもありませんのでご注意下さい。
▼さいごに
以上で、「筑波山」にあるガッカリな名所『子授け地蔵』の御案内となります。 これを観られるとワザワザ行く必要が無い様にも思われてしまうかもしれませんが、時間があれば観てほしいスポットとして御案内致します。 皆様も訪れては如何でしょうか。 御精読有難うございました。
▼アクセス
茨城県つくば市神郡
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